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明治中後期京都府における神社数と戸数①
ー旧郡区(市)の面積と神社数・戸数ー
仏教と共に神道は日本の宗教史上欠かせない存在である。そして神道史において神社数の推
移・及び神社数と人口史の関連は本来重要なテーマである筈である。ところがこの種の研究は殆
どされてこなかった。
[1]
この手の研究テーマは色々派生する問題が考えられるが、本稿では、明治時代中後期の京都府
下の旧郡区(市)の面積と神社数・戸数の推移・及び相互の関連について歴史的な解明を試みた
い。
第一章 仮説の設定
(1)京都府下の旧国郡
旧郡は現在の市町村の原型である。つまり京都府下においてこれら旧郡・及びそこから分かれ
た区は現在の行政単位の前身である。
しかし、本稿で扱う明治21年(1888年)~明治45年(1912年)において
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