寺社数と人口の歴史(1)明治京都編
論文(2) 16ページ目
の時点では宇治・相楽・葛野各郡の神社数対戸数比の数値が高い。京都盆地付近の郡が該当す
る。これら3つの郡では戸数の割に神社数が多い。明治41年になるとこの3郡のうち葛野・宇治の
2郡で数値が低下している。そしてグループⅠの郡に比べて神社数対戸数比の低下している郡が
多いことがわかる。
次に
表4
及び
グラフ6
を見て頂きたい。
グラフ6
はグループⅢの郡のうち旧丹後国に属する郡の
神社数対戸数(単位100戸)比をレーダーチャートにしたものである。明治21年と明治41年とを比
較した。
表4
・
グラフ6
から明治21年の時点では特に竹野・熊野2郡の数値が高い。又3郡全てに
おいてグループⅢの旧山城国下の各郡より数値が高い。そして明治41年になっても殆ど数値が
変わらない。
グループⅢの郡のうち旧丹波国に属するのは南桑田ただ1郡で、明治21年・明治41年とも神社
数対戸数(単位100戸)比は
トップページヘ
論文目次
論文集
Tweet
Copyright© 2013寺社数と人口の歴史ー明治京都編ーAll Rights Reserved