寺社数と人口の歴史
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の人口とは一致しない。<2>甲種現住人口は、本籍人口を基本とし、入寄留・出寄留人口を加除し

た机上の計算から算出されたものである。実際には寄留の届は正確には行われておらず、常に入

寄留人口が出寄留人口を上回っていた。<3>の乙種現住人口にも誤差がある。

 <4>警察署調人口は、明治41年(1908年)と大正2年(1913年)の2回しか発表されていない。
                                       
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また各歳別人口の調査が府県・大都市になされているものの、全市郡区にまで実施されているわ

けではない。<5>昭和5年内閣統計局発表の人口、<6>「赤坂推計」は、全国値しか記載されてい

ない。

 なお、「国勢調査以前日本人口統計集成」には、人口以外にも身分別世帯数や戸数についての

記載がある。世帯数についても本籍地と現住地(居住地)の問題がある。一方、戸数については、
                                                    
[25]
先述した地租改正との関連で、明治6年以降については、少なくとも建前の上では、政府は正確な

戸数を把握していたと


   
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