論文(1) 13ページ目
宗派の寺院数の合計については、年々数が減少している。しかしながら、明治21年と明治25年を
比較すると、両者ともその減少幅は2.3%未満にとどまり、5ケ年で殆ど変化がないものと判断でき
る。
表3
~
表6
で示したように、当初から明治政府は、これらの宗派の寺院数及び、全宗派合計寺院
数について、その数をほぼ正確に把握していた。天台・真言以外の宗派についても同様と考えられ
るが、別の機会に触れたい。
(3)人口統計について
冒頭で述べたように、1920年の第1回国勢調査以前の人口統計には、6種類の統計が存在して
いる。
これらのうち、<1>本籍人口<2>甲種現住人口<3>乙種現住人口<4>警察署調人口については、
[22]
「国勢調査以前日本人口統計集成」(全14巻)に収録されている。
[23
]
<1>本籍人口は、本籍地の人口であり居住地
トップページヘ
論文目次
論文集
Tweet
Copyright© 2013寺社数と人口の歴史ー明治京都編ーAll Rights Reserved