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れる。
まず、天台宗寺院の場合、明治23年まで、変動係数・ジ二係数とも一定である。そして明治24年
にこれらの数値が上昇している。
次に、真言宗寺院の場合、明治22年に変動係数・ジ二係数の数値が減少し、その後明治25年
までこれらの数値が上昇する傾向にある。(ジ二係数は明治23年まで減少)
全宗派合計寺院数の場合、明治23年までこれらの数値が減少し、明治24年に数値が上昇して
いる。(明治25年には横這いの傾向がみられる。)
真言・法相宗以外の寺院数も、明治23年までこれらの数値が減少し、明治24年に上昇・明治25
年には横這い又はわずかに減少する傾向がある。
寺院数は、どの系列も戸数の場合と似たような格差の推移の仕方をするが、格差の度合いは5
ケ年一貫して真言宗が最も小さい。天台宗はこれより格差の度合いが大きい。(5
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