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年とも)全宗派合計寺院数はさらに格差が大きい。(明治23年まで)さらに注意すべきことは、寺院
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数より戸数の格差が大きいことである。(いずれも変動係数)
(3)旧国内における格差
次に、旧国内における郡区(市)間格差の推移をみてみよう。
表14
~
表18
をもとにジ二係数を算
出した。(
表25
~
表27
)
旧山城国においては、5年一貫して天台宗の方が真言宗より寺院数の格差が大きい。そして寺
院数についてはいずれの系列とも格差が5年で拡大している。しかし、戸数の格差は小さく、しかも
5年間で大体一定である。
旧丹波国(京都府内)においては、寺院数全ての系列で格差が概ね一定のまま明治21年~明
治25年まで推移している。戸数については逆に格差が縮小している。そして、やはり天台宗寺院
数の格差が大きい傾向が強い。
旧丹後国については、他の系列に比べ、天
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