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終章 総括
本稿で扱った全ての系列で、その数は旧山城国の京都市に集中している。
寺院数では、全宗派合計、及び天台宗寺院数でこの傾向が強い。一方真言宗寺院はこれら2系
列に比べ、より広範な地域に建立される傾向がある。そのため、京都府全域・旧三ケ国内(全て)・
旧3ケ国間とも、5年間一貫して格差が小さい傾向にある。
戸数も、京都市に数が集中する傾向が強いが、旧丹波(京都府内)、旧丹後国では格差が5年と
も一貫して小さい傾向にある。
これらを要因として第3章<a>ー①~〈c〉-②のような統計上の特徴がみられるものと結論づけら
れる。
脚注
[1]速水融著「歴史人口学で見た日本」文芸春秋社刊 2001年 参照のこと
[2]・[23]速水融・小嶋美代子著「大正デモグラフィー歴史人口学でみた狭間の時代ー
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