寺社数と人口の歴史
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変であるため、国(旧令制国)間での格差拡大とはなりにくい。

 <c>-②(旧3ケ国間)の要因は次の通りである。まず、京都府全域では、1位と2位の差が他の

系列に比べ大きい。旧山城国内でみても同様である。他方で、丹波(京都府内)、丹後の旧2ケ国

においては、他の系列に比べ同等かそれより小さい傾向にある。(但し、旧丹後国の全宗派合計に
                                                        
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ついては、1位と2位よりも2位と3位の差の方が大きい。この場合は、両者の系列各々の1位と3

位を比較するとよい。全宗派合計に比べ、戸数の方がこの差は小さい。)

 そのため、京都府全域でみた場合には戸数の格差が最も大きいにも拘わらず、旧3ケ国間では

戸数の格差が小さくなっているのだ。要するに旧山城国内では戸数の多い郡区(市)と少ない郡区

(市)があるが、旧3ケ国間では割合均等に家屋が分布しているということである。

   
       

   
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