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(9)京都府下全郡区(市)での傾向
ここまで第2章で立てた仮説に対して、京都府下の各郡区(市)をグループ分けして各集団ごとの
特徴を把握し検証を試みた。
しかし、京都府下全郡区(市)における特徴を把握し、これに基づいた検証を試みることも必要で
ある。そこで、ここではこの問題を取り上げたい。
まず、各郡区(市)の面積と神社数(/㎢)の推移との関連をみてみたい。
京都府下の全郡区(市)で面積の狭い郡は下位から京都市・紀伊郡・久世郡の順となっている。逆
に面積が広いのは北桑田郡・船井郡・何鹿郡の順となっている。(表8参照)面積の狭い3郡市のう
ち、京都市では神社数(/㎢)、戸数(/㎢)ともに大幅に増加している。紀伊郡では神社数(/㎢)は
減少するが戸数(/㎢)は増加している。久世郡では神社数(/㎢)は横這い、戸数(/㎢)は減少して
いる。(
表5
・
表6
参照)明治21年ー
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