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治41年には、京都府のみならず全国レベルで都道府県の境界が画定し、現在まで殆ど変化して
いない。
次に京都府下の旧郡区(市)の改編についてみてみたい。ここでは概略だけ述べる。
京都府は、旧令制国のうち山城・丹波・丹後の3ケ国から成り立っていたことは既に述べた。この
うち山城国は、愛宕・葛野・紀伊など計8郡から成っていた。丹波国は、桑田・船井など計6郡から
成り立っていた。このうち4郡が京都府に編入されている。丹後国は、加佐・與謝など計5郡からな
っていた。
明治13年(1880年)には、山城国宇治郡・同葛野郡・同紀伊郡の一部が「上京区」「下京区」とな
っている。この2つの区は明治22年(1889年)に京都市になっている。
明治13年には、山城国紀伊郡の一部が「伏見区」となっている。翌明治14年(1881年)、伏見
区は廃区になっている。
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