論文(1) 6ページ目
同じく明治13年には、桑田郡が南桑田・北桑田の2郡に分かれている。
また、明治35年には、丹後国與謝郡の一部が丹波国天田郡に編入されている。
[4]
以上が明治時代の京都府下の旧郡の改編である。ここでは概略だけ述べた。なお、本稿で扱う
明治21年~明治25年には、京都府下においては、京都市が成立した以外、郡区(市)の改編はな
い。異なる年次同士のデータ比較をするため、本稿では、明治21年の「上京区」「下京区」につい
てはその合計の数値を扱う。明治22年以降については、「京都市」全域の数値を扱う。
(2)寺院数の統計について
[5]
寺院数の統計については、京都府統計書記載のデータを用いる。この統計では、明治21年(18
88年)から宗派別寺院数について具体的な統計が記載されている。本稿では、主に天台・真言両
宗派の寺院数について併せて分析を行う。なぜこの2宗派を扱うのか。
トップページヘ
論文目次
論文集
Tweet
Copyright© 2013寺社数と人口の歴史ー明治京都編ーAll Rights Reserved