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すものの、完全相関とまではいかない。(
表12
参照)
このように、単位面積あたりでみた場合、寺院数と戸数の相関の度合いは宗派により違いがある
。ということは、単位面積あたりの郡区(市)別寺院数の格差のあり方は、宗派により異なる筈であ
る。天台・真言の2宗派の場合、この格差は明治21年から明治25年までどのように推移したのだ
ろうか。また、単位面積あたりの戸数の格差と比べてどのような特徴があるのか。第2章ではこれら
を分析したい。(旧国間についても分析を行う。)
(1)単位面積あたり寺院数・戸数の算出
[27]
表13
を見て頂きたい。表13は、明治21年~明治25年の、京都府下各郡区(市)の天台宗寺院
数の実数である。例えば、天台宗寺院の場合は、この数値を
表10
で示した面積(㎢)で割ることで
単位面積(㎢)あたり寺院数を求めることができる。他の系列のデータについても同様である。(戸
数も同様)
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