寺社数と人口の歴史
                      明治京都編  
         
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        明治期京都府の寺院数・戸数の格差①
        ー旧国間・郡区(市)間格差と要因ー

       (1)はじめに
                                                                         [1]
   過去半世紀の間に歴史人口学の研究は大きく進展した。わが国においては、速水融らによって

家族復元法が導入され、従来解明されていなかった前近代の家族構成なども判明するようになっ

てきた。

 近代以降の人口問題についても、歴史人口学の立場からさまざまな研究がなされてきたが、不十

分な点も否めない。
 
[2]
 1920年(大正9年)の第1回国勢調査以前の人口統計には、<1>本籍人口<2>甲種現住人口

<3>乙種現住人口<4>警察署調人口<5>昭和5年内閣統計局発表の人口<6>「赤坂推計」の6つの

人口統計が存在している。

 これら6種類の人口統計は、いずれも近代的センサス以前の人口統計であり、歴史人口学で扱う

対象となっている。
       
      
   
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